『薩摩斑目家』の歴史
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172ます。これに母方の先祖も遡っていくと同じく約20億人。40代になればそれぞれに兆単位の先祖となります。それが「1000年」という時の流れの意味するものです。そういう時の流れの中で形成された、何十億人あるいは何兆人にもなる先祖の遺伝子が、自分の中に存在しているということを実感します。私たちは1000年もの長きにわたる先祖たちの経験を、遺伝子によって受けついで、現代の時代環境に適応しているわけです。薩摩斑目家の場合は氏族・名跡へのこだわりが強く、祖父の代ぐらいまでは血族の近い範囲での婚姻が多かったり、養子を入れたとしても同族的な範囲になっていたようです。先祖間の関係が近い範囲の婚姻は、血が濃くなりすぎますから、それが「絶滅危惧種」に陥る一つの要因になったようです(笑)。それはともあれ、誰しもが先祖を40代も遡っていけば、兆の単位の先祖を持ち、その先祖たちの無限の経験を内包していることになります。そう考えれば、どんな出会いであっても、お目にかかる人はなんらかの不思議なご縁があるのだという気がしてなりません。

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