『薩摩斑目家』の歴史
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62☆「マタザ」と呼ばれる地域ここで再び、秋田市に「班目沢」という地名がみつかった話に戻る。文雄氏の著書で「相模国」の出身となっていた斑目四郎については、どう考えればいいのか。文雄氏は同著で、こうも書いている。「苗字は日本においては主に出身地が用いられている。例えば第三陣の軍団長吉彦秀武は荒川太郎と名乗っているが、その荒川とは彼の生まれた場所の地名を指している。同様に第四陣の橘頼貞は新方次郎というが、その新方とはやはり彼の出身地である。第七陣の清原武道は貝沢三郎であるが貝沢も彼の出生地である。ところで荒川・貝沢等の地名は、秋田県内に見つけることができる。彼らが出羽の出身であることは明らかである」この論理に立つ限りは、全く同様に「斑目の地名は、秋田県内に見つけることができる。斑目四郎が出羽の出身であることは明らかである」と言えることになる。
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