『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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116私の大蔵省時代の大先輩にたまたま西沢公慶さんという人がいて、その西沢さんの家に吉彦秀武に始まる約三十代の系図『西沢家系譜』というものが伝わっていた。だから『吉弥侯部氏系図』の「武久」から以降のぶんは、西沢さんからいただいた系図の写しから持って来たのと、それから『百家系図稿』の巻七に(秀武の子孫である)山口氏の系図というものがあるんです。その辺をここに書き込んでいるわけです。――ところで、真年と憲信の系図は文字が殴り書きになっていたりするとか。それは真年や憲信が自分の整理用に書いたものですから、他人から見て殴り書きに見えたって、そんなことは関係ないわけです。そういう文字でその家に伝わっているということではない。その家で伝えている系図そのものは、もちろんきちっと書いてありますよ(笑)。――自分の整理用だったら、殴り書きでも構わない(笑)。

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