『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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198(吉彦秀武の実像!)。筆者は鹿児島国際大学国際文化学部の野中哲照教授。鹿児島といえば、『薩摩斑目家の歴史』の取材で二度足を運び、「斑目」を研究している歴史学者は誰かいないか、誰かいないか……とさんざん探し回った。なのに灯台下暗しもいいところで、こんなおいしすぎる論文を書いている学者が近くにいることなど全く分からなかった。斑目四郎本人の研究ではないにしても、ここまで関係が近い人物に焦点を当てて研究している学者は、全国を見回してもいない。そんな重要な学者をうかつにも見逃していたわけだ。しかし、気が付かないのも無理*東北にいまも伝わる前九年合戦の歴史。合戦の最終決戦場となった厨川柵跡(盛岡市)近くに立つ「前九年一丁目」信号機。

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