『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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244――この「並松」はなんで官職がないんですかね。書いていないという事は官職に就いていなかったということを意味するんでしょうか。いや他にも、例えば、「河雄」が長生きしたために、血筋としては「並松」も間に入るけど、家督は実質上その子の「宗信」が継いだとか、いろんな事情がありえますよね。――そうやって官職に就いていない場合、この「外従六位下」の位というのは。この時期になると、もう単に習慣化されているのかなという感じがしますよね。――兄弟で枝分かれというのは当然それ以前にもあっているわけで、ここで初めて書いたということは、系図の作成者はここを言いたいということなんでしょうね。そうでしょうね。
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