『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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248役人として出世しているわけですよね。で、役人として出世するのはたいてい字が書けるとか、計算ができるとか、あるいはコミュニケーション能力とか。宗信というのは、何かそういうところに長けていたんでしょうね。――このころ、行政の分野で出世するための学校みたいなものはあったんでしょうか。それは京都にしかないですね。――ということは、宗信たちは学校なんかに行ってないということですか。そうですね。地元の地域で習うんでしょうね。ふだん野原で遊びながらコイツは利発そうだ、字を教えてやろうかといった感じで、それなりの教育がスタートするんでしょね。――ここで一つ目立つこととして、宗信から後はみんな武士チックな名前に変わっちゃってますよね。これはなんですかね。

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