『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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295第12章 酔談「班目沢と斑目郷」そう。だから橘公業の時代に「斑目郷」というエリアがあったのは間違いない。そのエリアの一角に、ばかでかい「虚空蔵大台滝遺跡」という清原一族関連と見られる遺跡が出ています。岩見川という川と陸路の結節点です。その遺跡が斑目四郎が住んでいてもおかしくない居館なんですよ。地域的に斑目四郎のエリアですからね。――「虚空蔵大台滝遺跡」ですか。古代9世紀からの状況を考えると、添川、覇別、助川という3村はいつも関連地域として対応している。その3村のエリアを管轄するということであれば虚空蔵大台滝は地理的にうってつけのところに位置するし、そこが斑目四郎の居館にふさわしい感じがします。つまり11世紀に居館を構えて、下を通る者たちを監視する役目を持って*「虚空蔵大台滝遺跡」の全景(秋田県教育委員会の2007年3月報告書の巻頭図版から)

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