『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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303第12章 酔談「班目沢と斑目郷」るんでしょうか。とにかく、判断材料という点で、まだ薄い。しかし、虚空蔵大台滝というエリアまで出て来ているのは楽しみですよね。何度も言うように、川と道がぶつかるところへそういう館が配置されるわけです。大鳥井山遺跡も羽州街道という昔からの道の目の前に横手川が流れている。物資の流れの結節点にちゃんと遺跡が出ている。斑目については、いま残っているのは班目沢とか奥の方なんですが、恐らく本来は、丘陵から少しでた平野部の街道沿いのエリアにあったんじゃないですか。「元慶の乱」の時にまとまった3村というのは、結局は斑目としてつながってくるエリアだと思います。
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