『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
325/356
323おわりに取材で通過せざるをえず、無駄を恐れず掘り下げてみることができなかったのは残念だった。ところで「大覚寺」といえば、たいへん不思議なことには、斑目力曠さんが大僧正を務めているのが、実はこの寺なのである。力曠さんと大覚寺との関係は半世紀以上も前から続いているものであり、『斑目家由来について』の記述で同寺との縁を持ったわけではない。そんな記述があることなど全く知らないまま、たくさんある寺の中で気付いてみれば、大覚寺との縁ができていたということだ。父日仏氏が東京で運営していた日仏寺の本堂も同氏の没後、大覚寺*斑目力曠さんが昭和33年に京都・大覚寺に寄進した霊明殿。
元のページ