『橘姓斑目家の歴史 古代・中世編』
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327おわりに「家系図については特に研究していません」と断られたこともあり、中にはこんな返信メールもあった。「お問い合わせの件ですが、私には一切の情報がありません。長文の御質問を書いて御苦労さんですが、申し訳ありません。蛇足ですが、面識も無く、一方的な質問は迷惑というものです。このような形で、まともに返事をする人が世の中にいるのでしょうか。時間のむだです。以後、調査の方法を考えた方がよろしいかとおもいます。以後、連絡は不要です」いきなりどこの馬の骨か分からない者からメールが飛び込んできて、古代・中世のややこしい質問をされるのだから、相手が不快がるのも無理はない。「調査の方法を考えた方がよろしいかと思います」というのももっともな話だ。しかし残念ながら、こちらには着実に多岐にわたる段取りを踏んで、じっくりと取材を進めることができるような余裕はなかった。そんな正攻法でいけば、恐らく5年や10年は

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