1920年、ロシア革命後の混乱の中、シベリアの劣悪な環境にポーランド人の孤児たちがいました。
孤児救済委員会は欧州各国に救済を申し出ますが、皆、申し出を拒否します。 そんな中、唯一申し出を受け入れたのが、我が国、日本でした。
当時独立したてのポーランドに対し、日本は独立の承認を行い正式に国交 が樹立していたものの、外交官の交換もまだ行っていないときでした。
困っている者がいれば、同情し、いても立ってもいられない日本人の精神がそこ にみてとれます。
その恩を返すように、1995年の阪神淡路大震災、そして 2011年の東日 本大震災では、被災した日本の子供たちがポーランドへ招待され、現地で歓待を受けました。
両国を強く結びつけたこの100年前の出来事を映像としてよみがえらせ、両国の絆を一層深めたいと思います。