ひらめきと感動の世界

ユバル・ラビン 挨拶文  Mr.Y.Rabin (故・イザック・ラビン首相の御子息)

ユバル・ラビン ヘミングウェイの「誰が為に鐘は鳴る」の言葉通り、今世紀は混乱の時代でした。元来、鐘は危険を知らせるもの、戦争の時にならされるものとされてきました。同時に鐘は、戦争の終わりを告げたり、平和が戻ってきた時も鳴るものです。

エルサレムでは、建国以来48年間、平和の鐘が何度か鳴りました。この国では、亡き父と政府の4年にわたる努力の結果、ユダヤ民族の首都であるエルサレムと、隣人のパレスチナとの間に平和の鐘が鳴っていました。
しかし常に平和とは限りません。私はダマスカス、ベイルート、特にイスラエルで、平和の鐘が鳴ることを祈っています。
私の父は2度と鐘をきくことはできません。しかし、平和と安全を願い続けた父の遺志は、これからも受け継がれていくでしょう。

父は日本を訪問し、それ以来一層親密な関係を築きました。
母と、そして私の家族を代表して今回梵鐘が贈られたことに対し、斑目氏とネミック・ラムダ社にお礼を申し上げます。願わくば、私の父が生まれ、そして眠るこのエルサレムで平和の鐘が鳴り響くことを祈っています。

 

 

平和の梵鐘 贈呈式典の挨拶文
エフッド・オルマート市長
斑目力曠氏
シモン・ペレス首相